司法書士試験

司法書士試験の特徴

勉強のイメージ

司法書士試験は7月上旬の筆記試験と10月中旬~下旬の口述試験から構成されています。 しかし口述試験ではほとんど不合格とならないため、実質的には筆記試験だけのようなものです。 筆記試験は午前の部と午後の部に分かれ、その合計点数が合格ラインを上回ると見事合格となります。 ただしそれぞれに足きり点数が設定されており、それに達しない場合にはそれだけで不合格とされるので注意が必要です。

筆記試験

司法書士の筆記試験は7月の第1または第2日曜日に行われます。 この筆記試験は第1次試験と第2次試験に分かれています。 第1次試験は多肢択一式35問で午前9時30分から11時30分までの2時間、第2次試験は多肢択一式35問、記述式2問の計37問で、第1次試験と同じ日の午後1時から4時までの3時間で行われます。 合格率は約3%ですのでかなりの難関といえるでしょう。 筆記試験の結果発表は、10月上旬に受験地の法務局・地方法務局に合格者の受験番号が掲示されます。 合格通知もきますが法務省のホームページでも確認できます。

口述試験

筆記試験の合格者は10月中旬に口述試験があります。 筆記試験の合格者には筆記試験合格通知書と共に、口述試験受験通知書が一緒に郵送されていますので、それに詳しい日時などが載っているでしょう。 試験形式は、1人ずつ2人の試験官に口述で回答を求められます。 試験科目は不動産登記法、商業登記法、司法書士法、司法書士の業務を行うに必要な一般常識などです。 所要時間は1人あたり15分程度で、それほど難しくはないでしょう。 これに合格すると11月上旬に最終合格者の発表となります。 最終合格発表は官報に氏名まで載り、登記所の掲示でも氏名まで発表されます。