開業を踏まえて

司法書士に学歴は必要か

スタートのイメージ

司法書士になるのには大学へいった、などという学歴は不要です。 司法書士になるためには司法書士試験に合格するだけです。 大卒でなければ、この学科を受けていなければ、ということはありません。 とはいっても勉強をするために、事情が許すのであれば大学へいって司法書士について学んだほうがよいでしょう。 司法書士の筆記試験は合格率3%といわれている難関ですし、すべてを独学で合格するのは大変なことだと思います。 受験資格や司法書士になるために大卒である必要はありませんが、試験に合格するためには大学で学ぶのが合格の近道となるでしょう。

仕事はどういうルートで

司法書士の代表的な業務となる不動産登記ですが、この不動産登記で典型的な仕事といえば、不動産の売買に伴う登記(担保権抹消→所有権移転→担保権設定)、金融機関の担保設定の登記、ローン完済に伴う担保権の抹消登記、相続登記などがあります。 これらは仲介業者である不動産屋や住宅の場合ならハウスメーカー、ローンを組む銀行などが指定することが多いです。 個人で開業しようとするならこれを踏まえて、どこに営業をかけるか決めましょう。 また銀行の場合、支店長ではなく直接の融資担当者が決めている場合が多いようですので立場が上の人に営業をかければよいというわけではありません。

司法書士の営業方法

司法書士の仕事をもらうには、不動産屋やハウスメーカーの人と仲良くなる必要があるでしょう。 また取引に限らず不動産登記には金融機関も絡みますので、銀行や信用金庫、農協などにお勤めの知り合いがいたら融資担当の人を紹介してもらいましょう。 看板を出して待っていても仕事はきませんので、開業したての司法書士はなによりも顔を売ることが大事です。ホームページを持つのも有効かもしれません。 コミカルなキャラクターで親しみを持たせたり、料金を明記したりすると信用が増すかもしれません。 司法書士会の無料相談会から仕事に繋がるケースもありますし、特に新人のうちはできるだけそういった行事にも積極的に参加して仕事を取るチャンスを逃さないようにしましょう。